7つのタイプの香りで心と体を整える
春になるとさまざまな花の香りに包まれ、自然への感謝でいっぱいになります。
香りだけでこんなに幸せになる季節は春夏秋冬の中で春が一番かもしれません。
日々の生活も沢山の香りにあふれていますが、今回はそんな不思議な力を持つ香りについてちょっと調べてみたいと思います。
香りの作用
香りは鼻の奥にある嗅細胞で認識され、その情報は電気信号に変換されて視床下部へと伝達されます。
そしてここに届いた香りの情報が全身に働きかけます。
視床下部は自律神経、ホルモンの分泌、免疫系などを統括する生命活動の司令塔です。
精油(エッセンシャルオイル)
精油(エッセンシャルオイル)は植物の花、葉、種子、果皮、樹皮、樹脂などがもつ芳香物質を抽出した天然の液体のことです。
生活の中で気軽に香りを楽しむときに用いられます。
香りの7タイプ
何百種類もある香りですが、香りの主な種類と特徴を知っておくことで自分好みの香り選びが楽しくなります。
主な7タイプの特徴と期待できる効果を紹介します。
1.柑橘系(シトラス系)
オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン、
レモングラス、メリッサ(レモンバーム)、シトロネラ、ライム、ゆず
主に果物の皮から週出され、爽やかで甘い香りがします。
効果:気分を明るくさせる、頭をスッキリさせる、消臭効果、
ニキビケア、虫よけ
2.フローラル系
ラベンダー、カモミール、ローズ、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリ
主に花から抽出され、甘く華やかな香りがします。
効果:リラックス、美肌効果
3.ハーブ系(ハーバル系)
タイム、バジル、ペパーミント、ローズマリー、クラリセージ、
スイート・マジョラム、フェンネル、ヤロウ、アンジェリカ、
メリッサ(レモンバーム)、スパイクナード
ハーブの花や葉から抽出され、
清涼感があり爽やかでスッキリとした香りがします。
効果:気分を目覚めさせる、脳を活性化、リフレッシュ、呼吸器系に作用、
頭痛、筋肉痛
4.樹木系(ウッディー系)
シダーウッド、ローズウッド、ユーカリ、パイン、サイプレス、ジュニパー、
ディートリー、ニアウリ、クロモジ、マートル、プチグレイン、サンダルウッド
樹脂、枝、葉などから抽出され、
森林浴をしているような清涼感のある香りが特徴です。
効果:ストレス解消、集中力アップ、眠れない夜(サンダルウッド)
5.スパイス系
クローブ、シナモン、ジンジャー、ブラックペパー、コリアンダー、カルダモン
主に香辛料にも使われる植物から抽出され、スパイシーな香りです。
効果:心や体の活性化、モチベーションアップ、血行促進、食欲増進
6.樹脂系(バルサム系)
フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
木の樹脂から抽出され、甘く重厚な香りを持っています。
効果:マッサージ、瞑想、若返り、ひび割れ、しもやけ
7.エキゾチック系(オリエンタル系)
イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ベチバー、ロータス、
パルマローザ、マヌカ
東南アジアや中東の植物から抽出され、
深みのある濃厚な香りが多いのが特徴です。
効果:リラックス、心を鎮める、感情のバランスを整える、ニキビケア、
ヘアケア
すぐにできる香りの楽しみ方
- 空間に放つ
熱や風を使って香りを室内人拡散させます。
ディフーザーや加湿器などをつかったり、
香り付きのキャンドルで室内に香りを放ちます。
- 持ち運ぶ
好きな香りの精油を一滴ハンカチにたらして持ち歩いたり、
風邪予防に「ディートリー」という香りをマスクにたらして使ったりします。
「ユーカリ」や「ペパーミント」は鼻づまりをスッキリさせる効果があります。
- 肌から取り込む
湯船に精油をたらし、じっくり浸かれば副交感神経が活発になって
心身ともにリラックスできます。
香りの精油をキャリアオイルで薄めてトリートメントとして
マッサージなどに使います。
おわりに
今回は香りの種類とその特徴と効果をご紹介しましたが参考になりましたでしょうか?
自分の好きな香りは見つかりましたか?
香りのタイプと特徴を知ることで、自分の好みや気分に合ったものを生活に取り入れることができます。
また、外出の際にはマスクをするなど外部からの不快な臭いからも解放されますし、周りの人に好印象を与えることもできます。
ちなみに私の知人はいつもローズヒップの香りを纏っていてとてもいい香りです。
その人のイメージも変わりますので、香りを纏うのは本当におすすめです。
ぜひ試してみてください。